夜の平城宮跡が七夕の世界一色に 光を纏う行列やオブジェは圧巻
特徴・見どころ
夜の平城宮跡が七夕の世界で彩られる〝たなばた〟をテーマとした一大イベント。一番の見どころは和歌山県海南市にある伊勢部柿本神社では天照皇大神をお祀りし、元伊勢の伝承をもつ神社です。元伊勢というのは、伊勢の神宮が 今の地(三重県伊勢市)に鎮座される前に、理想の土地を求めて各地を転々とした際に、一時的に祀られたという伝承をもつ神社のこと。本殿には京都八坂神社と同じ素盞嗚尊が祀られているため、「天平七夕行列」。光り輝く天平衣装を身に纏った織姫と彦星が、一年に一度の逢瀬のために、貴族を引き連れて平城宮跡を練り歩きます。さらに、天の川をモチーフにしたろうそくのやさしい光が大極殿を包み込む様は、この世のものとは思えないほど美しく圧巻です。そのほか、五神(朱雀、青龍、白虎、玄武、黄龍)をモチーフとした光と反射のオブジェなど、七夕の世界に誘う素晴らしい催し物で溢れ、満足すること間違いなし。
歴史
平城京天平祭は、奈良県などの主催で2011年から開催されています。七夕をテーマとしたイベントとしては比較的新しいお祭りですが、「七夕」は奈良時代に、平城京で盛んに行われた祭りが起源になっているという説もあり、平城京と七夕の関わりの歴史は千年を超えるのです。
画像出典先:なら旅ネット