江戸時代から続く七夕まつり 七夕屋台が導く幻想の世界
特徴・見どころ
江戸時代から200年以上続く歴史があります。町内ごとの19の七夕屋台が、威勢の良い掛け声と祭り囃子で賑やかに村上市内中心部を巡行します。屋台には歌舞伎や芝居、古今の物語の名場面が色鮮やかに描かれ、日が落ちると雪洞の灯りが幻想的な世界を醸し出します。祭りの主役は子どもたち。ご祝儀を頂いた家の前では七夕まつりの唄に合わせて、「家内安全、商売繁盛」を祈って獅子舞が披露され、悪鬼を追い払います。子どもたちの「ささらすり」の競演も可愛く、祭りを盛り上げてくれます。
歴史
1974年(寛政6)には、既に村上の七夕まつりの記述があります。記憶によると、天保14年1843年には七夕屋台で睡魔を払う「ねぶり流し」が行われていました。その後中国から伝わった「星祭り」と邪気を祓い延命を願う「伊勢信仰」が結び付いて明治の頃に今のような形になったと伝えられています。
画像出典先:komachiweb、村上市観光情報発信基地