球技の神様で必勝祈願に人気 蹴鞠と少女たちの踊りの奉納
特徴・見どころ
白峯神宮に祀られている「精大明神」は蹴鞠の神様です。そのため球技の守護神として、スポーツ関係者の参拝が多く、著名な選手やチームから数多くのボールなどが奉納されています。また七夕の神様とも言われ、七夕祭では舞楽、蹴鞠、少女たちによる小町をどりが奉納されます。この踊りは元々、奈良時代の宮中行事から始まり、それが民間の七夕の風習となって、元禄の頃には艶やかな西陣織の着物で踊り、乙女たちを熱狂させました。その行事を復活させて、今でも小学生を中心に踊り子を募集して、この踊りの保存と継承に努力をしています。艶やかな衣装で踊る少女たちの姿は可憐で、京都ならではの夏の風物詩として、蹴鞠とともに広く親しまれています。
歴史
明治の遷都後に途絶えていた踊りを、時代考証の上、作曲、振り付けをして、1962年の七夕祭に復活させて、今も継承する努力が続けられています。
画像出典先:白峰神社、旅と祭りのフォトログ