街を彩る伝統の七夕人形 武家と町人が生んだ伝統文化
特徴・見どころ
松本地方では、旧暦の七夕の日に、織姫と彦星を模した人形に子どもの着物を着せ軒先に吊るすことで、無病息災と家内安全を祈り、心身の穢れを祓う風習が江戸時代からありました。松本市では市域全体を「屋根のない博物館」として、文化資産、環境そのものから学ぼうとする、「松本まるごと博物館」という活動に取り組んでいます。七夕でも、伝統的な七夕人形を4館の施設や古民家などに展示し、七夕の伝統的なお供え物の、きなこや小豆餡をあえた松本のほうとうを知ってもらおうと、無料でサービスしています。また七夕人形作りの講座も開かれています。
歴史
江戸時代からあった七夕人形を松本の町なかに飾る取り組みは2005年から始まりました。伝統の風習を今に伝える七夕の行事は、松本の夏の風物詩にもなっています。
画像出典先:松本市立博物館、松本経済新聞