大正時代 少年が始めた祭り アジロが練り歩く魚津の奇祭
特徴・見どころ
8月6日の宵祭と7日の本祭の2日間。本祭では般若や狐などのお面をつけた神の化身(アジロ)が太鼓や屋形船の神輿とともに町内を練り歩きます。先頭はたいまつを持った子どもとヒョットコ。「ヤッサ、ホーレンマ」と掛け声をあげて、夜の町を進みます。肩や腰に色鮮やかな蓑のような「アジロ」を身に着け、木刀や長刀を手にした天狗や狐、そしてヒョットコもすべて上村木の神様たちの化身なのです。神様たちと握手をすると、災難防止、学業成就などそれぞれにご利益があるとされ、沿道の人たちは進んで神様に握手を求めます。
歴史
江戸時代、習字の上達を祈るために寺子屋の行事として全国的に広まった七夕が、当地方では、明治維新以後、男の子の健やかな成長を祈る祭りに。町を挙げての七夕まつりは1963年から始まり、2006年には「とやま文化財100選にも選ばれました。
画像出典先:富山の遊び場、北陸新幹線観光ナビ