雅な七夕蹴鞠の世界に酔う 優美な古式ゆかしき蹴鞠奉納
特徴・見どころ
「さぬきのこんぴらさん」として親しまれる金刀比羅宮は海の神様で、全国各地から多くの参拝客が訪れます。7月7日には七夕蹴鞠が奉納され、一般公開されています。平安装束を纏った鞠足(神官)たちが本宮に拝礼したあと、神前に捧げられていた枝鞠を受け取り、表書院前の鞠庭に向かいます。鞠を榊の枝から解き放つ、解鞠の作法をしたあと、華麗な技を参拝者に披露します。「アリヤー」「オー」などの優雅な掛け声で鞠を地面に落とさないように蹴り続ける姿は優美そのもの。天下泰平・国家安泰・五穀豊穣、平和を願い、勝ち負けを競うのではなく、お互いに助け合ってより長く楽しむのが蹴鞠の技です。所作が美しく、雅な七夕の行事を楽しめます
歴史
約1400年の歴史を持つ蹴鞠。皇極(こうぎょく)天皇の御宇に初めて行われたと日本書紀に記されており、金刀比羅宮の蹴鞠は県の無形民俗文化財に指定されています。
画像出典先:金刀比羅宮