七夕の行事色とは?
七夕の行事食といえば「素麺」「ちらし寿司」「小豆・あんこ」
給食では「七夕ゼリー」を食べる風習がある?
七夕というと多くの人が、素麺(そうめん)を食べるのではないでしょうか?七夕はもともと乞巧奠(きこうでん)という祭りで、着物織り技術の上達を願う意味がありました。 そこで、機織(はたおり)と白い糸を連想する「そうめん」を食べるようになったと言われております。また、そうめんは天の川に見立てております。そうめんの流麗な姿がまるで天の川のように見えることから、七夕にそうめんを食べるようになりました。
その次に食べられているのが、「ちらし寿司」ではないでしょうか?寿司という食べ物は、漢字の通り「こどぶきをつかさどる」という意味があります。 五節句である七夕もハレの日やお祝いの日として認知されるとと同時にお寿司を食べることが普及していったと考えられています。 ちらし寿司には縁起の良い食材がたくさんつかわれていることから、縁起のよい食べ物として用いられています。
そして、意外と知られていないのが、「小豆・餡子」が食べられている習慣です。例えば日本の山梨県では、七夕の時期に「七夕ほうとう(麺とあずきあんこがセット)」と呼ばれる行事食が愛され、地元スーパーなどで、ほんの数日間だけ販売されます。ベトナムの七夕では、小豆を食べる文化があります。小豆を食べることで、シングルの人は恋人ができ、カップルは交際が長続きすると言われています。小豆の色(赤色)は幸運を意味し、小豆は体を温めるので、雨季で体が冷えるこの時期に合っているということです。